2010年9月22日水曜日

菅原裕子著「子どもの心のコーチング」(PHP文庫)


子育てにおけるコーチングについて,とても具体的にわかりやすく書かれています。特に印象深い記述として,コーチングでは「聴く力」を大切にしますが,本書では「きき耳チェック」を設定し,読者が自分の「聴く力」を振り返ることができるようにしています。その「きき耳チェック」の問題を紹介しますね。
あ,私の答え,いまいちでした(;´Д`)

問題:7歳の子どもがピアノを習いたいといいました。この子は,これまで何度か習い事をしたいといい,させてみたが続かなかったことがあります。今回は半年たってもせがむので,ピアノを購入し,ピアノ教室に通わせることにしました。子どもは幸せそうです。そして3回目のピアノ教室から帰るなり,子どもは「ピアノやめる。もう行かない」と言いました。
あなたはこの瞬間,子どもに何と言いますか?

3 件のコメント:

  1. こんにちは。
    NZ観光・・羨ましいばかりです(^^)
    オーストラリアには昔、行きましたが、自然の美しさや動植物の面白さではNZには敵いませんもん。

    この質問・・・つい考え込んでしまいそうです(ーー;
    「いいよ」なんて絶対言わないし
    「え~~?!どうして?」と悲しい顔をしつつ・・・ですかねぇ、私のレベルでは。

    個性多き、まだまだ経験不足な7歳。
    愛情もストレートに、時には見守る厳しさとして必要な時期と思いますが・・・・失敗だらけで情けない親として今まで来てるので、すご~く気になるこの答えです(汗)

    ちなみに認知症の患者さんにこう言われたら、手を握りながら「いいよ・・・大変だったんだね。」ってニッコリでしょうかね(笑)

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  2. こんにちは。コメントありがとうございます。

    本によると,しばし黙った後,「ピアノやめるの? もう行かない?」と復唱することを勧めていました。

    まずは,どうしてやめたいのかを聴く必要があるのですが,すぐに「どうして?」をぶつけると,子どもは親の納得を得るために「いいわけ」を考えるかもしれませんし,親の顔色を見ながら都合の良い理由を言い始めるかも。

    「Yes」「No」の評価をすることなく,子どもに話をさせることが大切。そのために「聴く」技術の向上を推奨しています。

    じっくりかまえて,がまんですね(^◇^;)
    私の答え,せっかちに「どうしてそうしたい?」がでちゃいました。

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  3. なるほど・・・勉強になりました。
    復唱とは思いつきませんでした。

    看護の世界でも、復唱はターミナルケアなどでは基本の対応です。
    子育てと言えども、心の問題・・・同様の繋がりがあるのですね。

    感情豊かな人間ではありますが・・・
    「まずは、落ち着いて」が何事も大切なんだなぁって思いました(^^)
    ありがとうございました。

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